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金(ゴールド)円価格の決まり方

前述した「ロコ・ロンドン」における金価格を31.1035で割ると、1グラムあたりの金の米ドル価格が算出されます。
これにドル円レートをかければ、1グラムあたりの金の円価格となります。
例えば、金のロコ・ロンドン価格が1,000ドルであり、1ドルが100円であるなら、金1グラムあたりの円価は、1,000 ÷ 31.1035 X 100 = \3,215 (概算)となります。

ただし、ここで算出された価格には消費税が含まれていません。
日本国内で金の現物を売買する場合には、売るときにも、買うときにも、5%の消費税が加算されます。
したがって、上記の例では、\3,215 X 1.05 = \3,376(概算)が日本での金売買価格の仲値となります。
実際の小売価格は、店によって異なり、この価格に1%程度の手数料を上乗せした価格で売られ、1%程度を差し引いた価格で買い取られることになります。

理論的には、上記の方法で日本での金価格を算出する場合、ロンドンから日本まで金を運ぶ費用が加算されるはずですが、実際にはそこまで考える必要はありません。
また、金価格は24時間変動しているので、実際には日本での金価格がロコ・ロンドン価格と乖離することもあります。

日本では金の現物を買うとき、金価格に消費税が加算されるので損をするような感じがするかもしれませんが、売却時にも消費税が加算されて帰ってくるので、金価格が上昇している限り、損をすることはありません。
将来的に消費税率が値上がりすれば、売却時にその分が利益となる可能性もありますが、仮にそうなったとしても、金の実物価格が上昇して得られる利益のポテンシャルに比べれば、小さなものだと思います。

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