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なぜ金鉱関連株を買うのか?

金地金や金ETFを買ったり、金積み立てをするなどして直接・間接に金の現物を持つのも金投資ですが、金鉱山会社の株を買うのも間接的な金投資と言えます。

金鉱山株の株価は変動が大きく、金価格の数倍の変動幅になるのが普通です。
金価格があまり動かなくても、思惑だけで乱高下することもあります。
金鉱株を買うことは、レバレッジをかけて金に投資するのと同じ意味を持ちます。
金価格が上がれば、金鉱株はもっと上がるし、逆に下がれば、もっと下がる傾向があるからです。

例えば、ある金鉱会社の金1オンスあたりの採掘コストが400ドルであり、金の売買価格が800ドルであるなら、その金鉱会社で採掘した金1オンスあたりの利益は400ドルとなります。
ところが、例えば金価格が50%値上がりして1200ドルになると、その金鉱会社の金1オンスあたりの利益は1200 − 400 = 800ドルとなり、金価格は50%値上がりしただけなのに、会社の利益は2倍になるのです。
株価も当然ながら2倍程度になるでしょう。
逆に、金価格が50%値下がりして400ドルになると、この会社の利益は100%減ってゼロになってしまいます。

実際には、コモディティー価格全般が変動すると金の採掘コストも変わるため、このような簡単な計算にはなりませんが、「金鉱株を持つ」ということは、「レバレッジをかけて金を保有する」のと同じであることが、わかっていただけると思います。

つまり、将来金価格が上昇すると確信するなら、金の現物を買うよりも、金鉱株を所有したほうが利益のポテンシャルがずっと大きいのです(もちろん、リスクもそれなりに上がります)。

しかし、個々の金鉱山の将来性や財務状況をわれわれ一般人が的確に把握するのは難しいため、個別株を買うのは金の現物を買うのに比べて、リスクの高い投資と言えます。
とは言っても、ある程度分散することによってリスクを軽減できますし、金鉱関連株ばかり集めたETF(上場投資信託)もあるので、個人投資家が小額から投資することも可能です。
金投資を積極的に行いたい方は、金の現物に加えて、ぜひ金鉱関連株のポートフォリオを構築していただきたいものです。

では次に、金鉱関連の個別株とETFについてご紹介します。




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