金投資と金積立で資産防衛！　＜インフレに備える商品投資＞

金貨は、金地金をコインの形に加工したもので、金地金同様、その金貨に含まれる金の量によって価格が決まります。
金貨の価格には、金地金そのものの価格に加えて、加工費用などのプレミアムが加算されていますが、売却時にも加算されるのでそのために損をすることはありません。
ただし、金貨が損傷した場合には売却時にプレミアム分が差し引かれてしまうので、ご注意ください。
金貨の損傷を防ぐため、金貨自体はそれを保護するプラスチックケースに入れられたまま流通しているのが普通です。

金貨は、貴金属商、金精錬会社などで購入が可能です。
店頭で現金購入することも可能ですし、インターネットなどを利用した通信販売もあります。
店頭購入の際、200万円以上になる場合は、免許証や保険証などによる本人確認が必要ですので、ご注意ください。

日本で一般的に流通している金貨は数種類あり、国外で鋳造されているため、「グラム」ではなく、「トロイオンス」で重量が計算されています。
1トロイオンスは31.1035グラムです。

また、金貨の重量により、売買の価格差が約７％（1オンス金貨）から１２％（1/10オンス金貨）程度にもなるので、金貨による金投資はあくまでも少量の売買に適しているということを忘れないでください。
一般的には、100グラム以上の売買は金地金のほうが金貨よりも有利と言えます。

次の記事では、日本で多く流通し、かつ世界的にも広く流通している金貨について、簡単に解説します。