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金ETN「金価格連動型上場投資信託」(取引コード:1328)

前述の金ETFに先駆け、2007年8月、大阪証券市場に金ETNが上場されました。
「金価格連動型上場投資信託」と言います(取引コード:1328)。
この金ETNは、日本の証券会社に取引口座をお持ちの方なら、誰でも購入できます。
取引手数料は、各証券会社ごとに定められた、株式の取引手数料と同額です。

ETNとは、’Exchange-Traded Notes’ (直訳すれば、「上場債券」)の略で、ETFが「ファンド」であるのに対し、ETNはあくまで「債券」なのです。
ただし、「金価格連動型上場投資信託」(取引コード:1328)の場合、金価格に連動する債券を集めた「ファンド」であるという見方も成り立つため、広義ではETFとも呼ばれます。
ちょっとややこしいですね(^^)

前述の金ETF「SPDR(スパイダー)ゴールドシェア」(取引コード:1326)との違いは、前者が金の現物を裏づけとしたファンドであるのに対し、後者は金価格に連動する債券にのみ投資を行っており、金の現物による裏づけがないことです。

「金価格連動型上場投資信託」の目的は、金のロコ・ロンドン価格に連動する投資成果を目指すことで、基準価格は1グラム当たりの円価に換算されます。
最低投資額は10口からなので、金10グラム相当、約3万円(2008年6月現在)から購入可能です。
「金価格連動型上場投資信託」の信託報酬は年額0.525%で、「SPDR(スパイダー)ゴールドシェア」と比べて少し高めです。

「金価格連動型上場投資信託」には金現物の裏づけがなく、あくまでも債券であるため、債券の発行元の信用リスクを伴います。

2008年9月現在、債券発行元であるMacquarie Groupの株価が急落しており、破綻のうわさもあるため、筆者はこの投信の購入をお勧めしません。
詳しくは以下の記事をどうぞ。
金価格連動型上場投信が危ない?! ETF投資の落とし穴





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